※写真の服装や工房の環境は撮影用のものであり、実際の作業時とは異なります。

スタッフインタビュー

毎日の積み重ねを大切に、いつかフランスパンを任せてもらえる技術者を目指しています。

製造社員・Y 2024年 入社
私の好きなパン
チーズバタール
チーズの味と、
もちもちとしたフランスパン生地の相性が絶妙。
入社後に出会って好きになった、思い入れのあるパンです。
Yさんが一番好きなパンは「チーズバタール」。
「チーズの味がしっかり感じられて、フランスパンなのにもちもちした食感もあって、本当においしいんです。」
実は、子どもの頃から馴染みがあったわけではなく、入社して現在の店舗に配属されてから初めてそのおいしさを知ったそう。ポンパドウルのパンと向き合う中で出会い、自然と好きになっていった、今では自分らしい“推しパン”のひとつです。

一店舗一工房だからこそ感じる、
パンづくりへの強い思い。

毎日同じようでいて、
同じ日はひとつもありません。

入社後の研修や日々の業務を通して、Yさんが強く感じたのは、ポンパドウルの“パンへの思い”の深さでした。
「一店舗一工房」という体制からもわかるように、各店舗でつくるパンの品質に対して、とても高い意識がある会社だと感じています。定期的に課長が店舗を巡回し、パンの仕上がりを細かく確認してくださるのですが、そのたびに“もっと良くできる”という視点をもらえるんです。
毎日同じ作業をしていると、どうしても慣れが出てしまうことがあります。けれど、「もう少しこうしたほうがきれいに見える」「この形のほうがより良い」と具体的に指摘していただくことで、改めて気持ちが引き締まるそう。
「パンづくりは機械で補える部分もあるかもしれませんが、結局は人の手でつくっていることに変わりはないと思っています。だからこそ、見た目や焼き上がりの違いに、その日の意識や丁寧さが表れるんだと思います。」
毎日同じように見える仕事の中でも、仕上がりは少しずつ違う。だからこそ、その日の一本、その日の一品にきちんと向き合うことが大切なのだと話します。

開店前の現場は、
分刻みで動く緊張感のある時間です。

製造現場の朝は早く、Yさんの勤務先では6時半が始業。
「開店の時間に、できるだけたくさんの種類のパンを並べたいので、朝は本当に時間との勝負です。私は“何時までにこれを片付ける”“その間に次は何ができるか”をずっと考えながら動いています。」
開店前から昼前にかけては、一日の中でも特に忙しい時間帯。現場には静かな緊張感があり、それぞれが自分の持ち場に集中しながら、テンポよく作業を進めていきます。
入社後のキャリアとしては、まず窯、次に成形、そして1年ほど経ってから仕込みも担当するようになりました。ポジションは日によって異なり、「今日は成形」「次の日は窯と成形」「その次は仕込み」というようにローテーションします。経験を積むごとに任される範囲が広がっていくのも、製造の仕事の大きな特徴です。
「朝の現場は良い意味でぴりっとしています。でも、その緊張感の中で全員が同じ方向を向いて動いている感じは、製造現場ならではだと思います。」

先輩のひと言で、
“お客様のために作る”意味が変わりました。

Yさんが今でも大切にしているのは、入社して間もない頃、窯を担当していたときに先輩からかけられた言葉です。
窯は、仕込み、成形と続いてきた工程の最後を担う重要なポジション。ここで失敗すると、それまでの作業がすべて無駄になってしまいます。入社当初は焼き加減の見極めが難しく、発酵状態の判断が難しかったり、焼きすぎてしまったりして、一度に複数の商品をロスにしてしまったこともありました。
そんなとき先輩に言われたのが、「窯はすべての品質を決める大事なポジションだ。パンが店に並ばなければ、お客様は買うことができない。お客様に買っていただける商品を作らなければいけない」という言葉でした。
「そのとき、ただ作業をこなせばいいわけじゃないんだと気づかされました。パンの先にはお客様がいて、きちんと商品として並んで初めて意味があるんだなって。」
それ以来、マニュアルに書かれた焼成時間だけを見るのではなく、その日の生地の状態や焼き色をしっかり見ながら、微調整することを意識するようになったそうです。
ただ焼くのではなく、“お客様に届くパンに仕上げる”。その意識は今もずっと変わっていません。

支えてくれる仲間がいるから、もっと成長したいと思えるんです。

同期からのメッセージが、
苦しい時期を支えてくれました。

入社後の教育研修の中で、現場で最も役立っていると感じるのは、入社3ヶ月後に行われたフォローアップ研修だったとYさんは言います。
その研修では、同期が集まり、それぞれの店舗での状況や悩みを共有する機会がありました。当時のYさんはまだ仕込みを担当していませんでしたが、ほかの同期の多くはすでに経験済み。そこで、「仕込みをやるときはこういうことに気をつけたほうがいいよ」といったアドバイスを、お互いにメッセージカードに書いて交換したそうです。
「実際に自分が仕込みに入るようになってから、その難しさに心が折れそうになることが何度もありました。でも、そのカードを見返すと、同期の言葉がすごく支えになったんです。」
同じ時期に入社した仲間が、それぞれの場所で頑張っている。その存在を感じられるだけでも、大きな力になります。店舗は違っても、同じように悩み、乗り越えてきた同期の言葉が、次の一歩を踏み出す後押しになりました。

目標は、周りから頼られる存在。
そしていつか、フランスパンづくりへ。

これからどんなスタッフになっていきたいですか。そう尋ねると、Yさんはまず「後輩やパートさんなど周りの方から頼ってもらえる人になりたいです」と話してくれました。
現在は、仕込みから成形、窯までほぼ一通りの工程を経験しており、日々さまざまな質問を受けることも増えてきたそうです。けれど、自分の中ではまだ足りないところも多いと感じています。
「もっと全体を見て、その場その場で判断できるようになりたいです。言われたことをやるだけじゃなくて、自分で考えて動けるようになりたいなと思っています。」
職人としての目標は、まず今担当している各工程の精度を上げること。ミスを減らし、時間内にしっかり仕事を終えられるようになること。その積み重ねの先に、次の目標があります。
それが、フランスパンづくりです。
「私はまだフランスパンを担当できないので、いつかちゃんと作れるようになりたいです。看板商品のフランスパンを任されることが、自分の中では大きな目標です。」
ポンパドウルの原点ともいえるフランスパン。そこを任されるようになって初めて、一人前に近づける。そう感じているからこそ、いつかその最終関門を越えたいという思いは強いそうです。
「まだまだこれからですが、ちゃんと力をつけて、少しずつでも前に進んでいきたいです。」

目の前の一つひとつに丁寧に向き合いながら、
いつかフランスパンを任せてもらえる職人を目指します。

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