スタッフインタビュー

パンに配置にも売れる仕組みがある。戦略をめぐらせ結果につなげる楽しさを知りました。

横浜事業部 部長・名川 1999年 入社
私の好きなパン
アップルパイ
シナモンをきかせた甘煮りんごがたっぷり、
温めてとろっとさせてもまた美味しい!
他にはないオリジナルな味わいで昔からお客様に愛され続ける人気のアップルパイ。「その変わらぬ味と見た目の美しさ、売り手としても大事にしている商品です。きれいに並べれば絶対売れる商品、切り口の見せ方がポイントなんです。」

歴史ある九州・小倉店で約10年。その経験が販売技術のスキルアップにつながりました。

ポンパドウルに入社して23年の名川さん。半分以上の年月を過ごした小倉店は、北九州で有名な百貨店「井筒屋」の中にあります。ポンパドウル地方出店の1号店、マネージャーとして配属されたときはプレッシャーで大変だったそう。そこにしかない焼き菓子専門店(※現在は閉店)のオープニングも担当、分からないことだらけだったと言います。「パン屋にいらっしゃるお客様はトレーを持ってお店に入ってきてくださる。焼き菓子は全然違います。
ショーケースでの対面販売ではお客様との距離感の取り方が難しいんです。パン販売の店舗と同時に営業、タイプの違う店を行き来しながらお客様の動向をすごく考えるようになりました。」

いかにパンをトレーにのせてもらえるか、気づいた販売戦略のおもしろさ。

「入社した当時は教えられるままに、ただ一生懸命やるだけの日々でした。でも小倉では仕掛けを考えなければ売れない焼き菓子店の難しさを知り、パンの店舗でもお客様の流れを考えた配置の仕方で売り上げが変わることを学びました。“スタートからゴールまで、いかにお客様にパンをトレーにのせてもらえるか”考えることが楽しくなりました。視野が変わりましたね。」入り口付近に何を置くか?レジ近くでは手に取りやすいものを、ここの客層なら何か。戦略をめぐらせて、結果を見る。客単価が上がると、自分の戦略があたったということが分かる。「工夫することで数字を上げられる、やりがいがあります。」と名川さん。

製造と販売、パートさん達が一体となり、
みんなで達成した初売り日商 300万。

戦略も計画力だけではだめ。焼き上がりのタイミングを計算して製造に相談、閉店までいかに商品を偏らせずに、豊富な品揃えの中からをお客様に選んでいただける状態にもっていくか、それが難しい。 「どんな戦略も、製造と販売が互いに協力し、一体となって取り組まないと絶対に成功しない。」と名川さんは言います。
小倉店の初売り日商は、毎年注目されるポンパドウルの風物詩的存在。他店と比べて飛び抜けて数字が高い。名川さんは初売り日商300万円超えの実績を持っています。
「小倉店は周辺に協力店がなく、自店で回すしかない。いかに回転をよくし、いかに高いものを買ってもらうか、アイテムの選定をみんなで練りに練りました。お正月なのに全員出勤してくれて、みんなで力を合わせて達成した喜びは本当に大きかったです。」

販売出身だから分かることがある。経験を活かして一緒にレベルアップを目指したい。

「嫌われることを恐れてはいけない」いまの自分があるのは先輩のおかげ。

販売マネージャーとして高い実績を積んだ名川さんは現在、約20店舗を管轄する部長として活躍しています。いま改めて先輩の言葉を思い出すと言います。「マネージャーのとき“嫌われることを恐れてはいけない”“言わないのはやさしさじゃない”と先輩に教えられました。」
以前は人に言うより自分で何でもやってしまう方だったという名川さん。いまは一歩離れたお客さん目線でチェックマン的役割をしているそう。
「いまは管理の立場、自分がいないときこそ上手くいかないといけない。今は人を通して成果が出る喜びを感じています。部長は販売出身でも製造にまで意見しないといけない難しさもあります。先輩との出会いがなければ、言うべきことが言える自分にはなっていなかったと思います。」

数字だけでは分からない。必ず店舗の状況を見て複合的に考える。

部長職は、管轄地域の店舗が、課長、製造責任者、販売責任者によって、正しく運営されているかを確認するのが仕事です。また管轄店舗をお客様の視点で見たときに、魅力的な店舗か確認しています。そのため、名川さんは数字等のデータを確認するだけでなく、実際に足を運ぶことが大切だと言います。
「パンの売れ行きは、気温や店舗の立地・客層など、さまざまな要因に左右されます。実際に店舗を見て、状況に適した品揃え・配置の仕方になっているか、数字だけで判断せず、複合的に考察して改善点をアドバイスするようにしています。」
そういった現場を読み解く技術は、販売マネージャーとして重ねた経験から身についたもの。
「販売出身ならではのスキルを活かして、一緒にレベルアップを目指したいですね。」

ポンパドウルは人を大切にする
会社。「パン屋は楽しいところ」と
いうイメージを守ってゆきたい。

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